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「つながる市」出店します。

何を隠そうスタッフ(け)は、30年来の隠れ無印良品ファンでございます。
商品のジャンルかぶりまくりの雑貨屋に勤めておいて何言ってるの状態なのですが
真実なので仕方がないのです。大好きです。
切っ掛けは「鈴カステラ」。
おからが入る以前の遥か昔、その美味しさに私の気持ちはみんな持ってかれました。
茶色とベージュの境目から綺麗に割れるように前歯で齧りとる謎ルールな食べ方は
無事に子供たちにも引き継がれ、その行儀の悪さにへこむ日々です。
(教えたわけじゃないのにね)
また食べ物以外にも、他とは違うブランディングに更にノックアウトされました。
だってクラフト紙に“無印良品”って札持った腕がプリントしてあるんですよ?
なんだこの腕!子供心にこれは他所と違うぜ!と感じるわけですよ。お洒落だぜ!と。
その後、プリクラ交換が流行った時期はポリプロピレンアルバムが重宝しましたし
無印のノートにミセスグロスマンのシールでマイデザイン!なんて悦に浸ってましたし
とりあえず用もないのに無印。店舗空間にいるだけで満足。
そんな時期もありました。ある意味今でもそうです。
近場にできてくれてから、もう実家帰るを口実にせずに堂々とMUJIに行ける喜び。
無印良品直江津店最高。無印良品直江津店永遠なれ。暮らしの真ん中ありがとうございます。

と、話が全く見えないままなので単刀直入に申しますと、表題の通り↑↑↑です。

興奮したまま書きなぐった汚い字の画像で申し訳ございません。

5月29日(土)・30日(日) 無印良品 直江津店 にて
「つながる市」に出展させていただけることとなりました。
https://www.muji.com/jp/ja/shop/046607/articles/events-and-areainfo/events/724006

(詳しくは上記のリンクからご覧くださいませ。)
ありがとうございます。ありがとうございます。

【つながる市】
つくる、つかう、たべる、まとう。直江津の人とモノがつながる場をつくりました。
地元を愛し、地場素材をいかし、ひたむきにモノづくりをするローカルヒーローたちを通して、
地域の魅力を再発見しませんか。
『つながる市』は、みんなで育む市場です。

https://www.muji.com/jp/ja/shop/046607/articles/events-and-areainfo/events/724006
無印良品 直江津 店舗ブログ イベント  
【直江津】5月29日(土)・30日(日)『つながる市』開催のお知らせ  より引用

という上記のコンセプトの元に、集い語らい伝え地域をつなげていく。
そんな素敵な市に参加できるなんて、本当に光栄です。
当店の大切にしていることの一つに「対面で伝えること」があります。
緊張はしますが、いつもの ここちすたいる そのままに
つながる市で皆様の心地よい暮らしのお手伝いができるよう張り切ってまいりますので
どうぞよろしくお願いいたします!

張り切りついでに、持っていく雑貨のご紹介を簡単にさせてください。

まずはご存知「あけび蔓細工」です。
地元の作家あけびのいけださんが上越のお山産の蔓で作る、まさにメイドイン上越な逸品。
人気のかごバッグはもちろん、飾りかごやライトなども持っていきたいなぁ、と。
特に乱れ編みのかごは、意外としっかり物が入って実用的なのです。
単体で見ると和な要素が強く思えますが、意外とモダンな空間にも馴染みます。
ぜひいつもとは違う雰囲気の中で、あけび蔓細工を楽しんでいただければと思います。

続きまして「古布小物」。なめらかな正絹の手触りに、色鮮やかな意匠。
元テーラーで元着物屋なまるやまさんと、洋裁の先生をされているこしみずさん
お二人の手によって、タンスの中で眠っていた帯・着物たちが生まれ変わりました。
日常のちょっとした場面で役立つ袋物や、カードケース小銭入れ懐紙入れなどなど
お求めやすい小物中心にご紹介いたします。
プレゼントにもお勧めですよ。
ちょっとしたラッピング用の飾りもご用意いたしますのでご安心を。

実は、新潟県には素晴らしい繊維産業の産地がたくさんあるんです。
当店で取り扱っております「ニットマスクと縮布マスク」ももちろんそちらから。
ニットマスクは、五泉市のニットメーカーサイフクによるファクトリーブランド
「229」(つつむ)の かおをつつむシリーズより。
夏向け麻マスクを中心に持っていきます。
縮布マスクは、小千谷市の麻織物「小千谷縮」を製造販売しております株式会社水田による
ファッション用に独自開発した縮布を使用し、ここち すたいる で縫製したものです。
内側は日本産の晒布を使用し、肌当たりは優しく。
お洗濯もアイロンいらずですぐ乾き楽ちんですよ。
新潟県が誇る各市の技術を、つながる市をきっかけに
少しでも多くの方に触れていただければと思います。

そして、ここちと言えばこちら「てぬぐい&てぬぐい小物」!
厳密に申しますと、つながる市において唯一つなが…らない?とドキドキしますが
上越に店を開きもうすぐ16年。
その間、てぬぐいの良さを現代の日常に浸透させたいと(大きく言うと日本文化の継承の為ですか)
邁進してきたその道筋を少しだけ認めてもらえたんじゃないかなぁと、なんだか胸がいっぱいです。
てぬぐいがま口作家のマイヤさん(上越市のご出身なんです)によるパッチワークがま口は
端切れ再利用も担っております。
エコバッグはてぬぐいの利用法がいまいち想像つかないと仰る方に、
てぬぐいに触れる第一歩をご提供できているかなと。

ここからちょっと壮大な話になりますが、なにより日本の「注染」という染色方法を絶やしたくないのです。
年々数が減っている注染工房や職人さん方にとって何が一番手助けになるかというと、
お仕事をお願いすることなんですよね。
熱い気持ちがあってもそれで生計を立てられなければ諦めるしかない、という現実をたくさん見てきたので、
とにかく品物を手に取って知っていただき、より多くの人に使っていただき、
結果仕事が増えればなぁと思うのです。
日本全体で見れば微々たるものですが、それでも、誰かの染めたものが巡り巡ってこの上越の地で使われ、
実はお互い支えあっているって考えると、使うことも楽しくなってきませんか?
16年でそれがどのぐらい功を奏したのは分かりませんが、このような素敵な場で
こっそり熱い思いを抱きつつてぬぐいをご紹介できること、本当にありがたい限りでございます。


最後の方長くなってしまいましたが、
つながる市で雑貨を通して皆様とつながれること
とても楽しみにしております。
そして、無印良品直江津店さま、
このような素敵な市をどうもありがとうございます。

という訳で、5月29・30日、直江津にて皆様のお越しをお待ち申し上げます。