2018-10

タイルのワークショップの練習・目地込め編

秋晴れの空に飛び交う赤トンボ。やっぱり季節はこうでなくっちゃ!な今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

前回の記事↓↓↓でボンドでタイルをくっつける所までをご紹介いたしました
タイル初心者技術講習会でしたが

■タイルのワークショップの練習・並べる編■

今回は目地込みをの様子をご紹介いたします。
最近、シールタイプの手ごろなタイルが流通し気軽にトライしやすくなったDIY。
でもやっぱり目地入れしたいわ憧れるわでも面倒そうだわ。とお考えのみなさん。
どうぞご参考までにご覧くださいませ。正直(見る分には)楽しかったですよ~!


と、
ここで唐突に、タイルワークショップ事前のお願いをば。
目地込みの際、ボンドが乾いてタイルがきちんと固定されていないといけないのですが
実はこれがけっこう時間がかかりまして…
ワークショップ当日は扇風機やアイロンなどをご用意致しますが、
待ち時間がかなりかかってしまうことが予測されます。
出来れば、2日間(1日あたり1~2時間程度)の工程で見て頂きたいです。
どうぞご参加ご検討の際はお気を付け下さいます様、宜しくお願い致します。
タイル並べはイベント当日にして、目地込みは後日ここち店舗でということも可能ですので
どうぞお気軽にスタッフまでご相談ください。

※鍋敷きコースター・ミニ植木鉢は目地無しタイプですので作って直ぐに持って帰れます。

さて、レッツ目地でございます。
なんと!
今回は特別に朝倉タイルの職人さんが、練習用のタイル板(?)を用意してくださいました!!!
太っ腹!そして仕事丁寧!精密!キレイ!
さすが職人技ですね。細部のタイルもしっかり正確にカットされてピッタリはまっております。

目地が無い状態ですと、こんな感じです。
タイル間は、狭く&均等に並んでいる方がキレイに見えますね。
(わざと目地を広めにして目地の白でタイルを引き立たせるなんてのも良いかもですが)
この隙間に目地剤を入れ込んでいきます。

まずは目地剤を作ります。
※この工程はここちスタッフが予めやっておきます。やりたい方すみません。

大体目地剤の粉80gに水20mlの8:2の割合です。
職人さんは経験でささっとやっちゃいます。さすが!

ちなみにこの目地の粉、すごく粒子が細かいです。
水を入れると水滴が染み込まず、プルンと玉になるぐらいの細かさです。
つまり混ざりにくい。へらで混ぜようとすると粉が舞い上がっちゃいそうです。

ので、まずは容器を回して撹拌します。ぐるぐるぐるぐる…
手首のスナップをきかすので腱鞘炎に注意です。
ほおっておくとすぐ固まってきますので、今回は使い捨てれる様に紙皿を使っていますが
ご自宅でレッツトライされる場合はバケツや深めのボールがよさそうです。
ただし研磨剤のように細かい粒子なので容器が傷つきます。その点ご注意を。

ある程度混ざり合ってぼそぼそしてきたら、ゴムべらなどで練って準備完了です。
だいたい茹でる前の白玉の固さでした。もしくはフワフワ粘土。
ようは耳たぶの固さってやつですね。

これをスキージ(平らになってるヘラみたいなもの)でタイルの隙間に入れ込んでいきます。
意外とすぐ乾いてきちゃいますので、出来るだけ手早く頑張りましょう。
タイルを気にせず押し込む感じで行くと隙間なくいけます。

初めはおっかなびっくりなのですが、慣れるとそれっぽい手付き風の自分がいて楽しいです。
タイルの表面に付いた物などは気にせずやっちゃいましょう。
「こっちの方がやりやすいよー」と職人さん御用達の、金属部分がゴムになった小手を貸して
頂きましたが、さすがプロ仕様確かに楽!!!
庭の水場を自分でタイル貼りたいなんて方は、購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

全体に入れ込み終わったら、タイルの上に載っている目地剤を
水を含ませ絞ったスポンジや柔らかい布で拭き取っていきます。
目地剤が緩々だとこの工程が地獄になります(詳しくは次のブログ記事にてお話しします…)

そして、目地を整えます。
先が丸く加工された金属棒で目地をなぞっていき均等に…
実はこの作業やってもやらなくても良いそうなのですが、
本日講師役の職人さんは見た目が良くなるからと、ご自身で金属棒を加工して
専用の棒を作り行っているそう。なんて丁寧さ…!
というわけで、この棒は世の中に2つとないものなので、ワークショップ当日は何か似たような
良いもの探していきます。ありますかねぇ。プラスチックじゃダメらしいんですけど…どうしましょう。

最後に固く絞った柔らかい布で全体をきれいに拭き取り完成です!
つやがでてきれいですね~。
やっぱりタイルは可愛い!
この板、ただ今広報部長(1歳4か月児)のお気に入りスペースとなっております。
ひんやり冷たくて気持ちいいのでしょうか。

目地が入るとやっぱり雰囲気変わりますね。
こちら、朝倉タイルの職人さんのご厚意に甘えて頂いてきちゃいました。ありがとうございます!
ここち店舗にて現物ご覧いただけますので参考にどうぞ。
正直ほとんど職人さんにやって頂いたのでとてもきれいな出来です。うっとり。

タイル初心者講習会、この日の成果でございます。
左側上2つの青と黄色のミニトレイは、朝倉さんに用意して頂いた見本です。
目地を入れるとこんなに可愛くなるのですね!!!

が、タイルのボンドがまだ乾いておらず動いてしまうので、
この日は目地込みをせずにこのまま持って帰りました。
目地の練習に作った板も、後は乾かすだけだからとそのまま一緒にお持ち帰りです。


さてさて次回はタイルワークショップの練習・自宅で自主練編ですよ!

予め謝っておきます。
一杯一杯過ぎて途中の作業風景を写真撮り忘れており
出来上がった物の写真のみとなっております。すみません本当にすみません。
が!完成写真から滲みでる理想と現実の差。
素人とプロの越えられない壁。初心者のテンパりっぷり。
制作する際の注意点が素直に素人目線でいろいろと見えてきたのがものすごい収穫でした。
そんなわけでお楽しみに。

まどろっこしいから、現物見せてよ!な方はお店までぜひ遊びに来てください。
オーナー思いつきで追加されたミニ鉢植えのサイズもご確認いただけますよ。
それでは、皆様のお越しをお待ち申し上げますー。

 

タイルのワークショップの練習・並べる編

暑さに台風、急な冷え込み。
季節に翻弄され気づいたら、もう10月半ば過ぎ。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
当店周辺は赤トンボのピークも過ぎ秋らしい日々です。

が、ここちさん、そろそろ忙しくなってきますよー。
毎年恒例「年の瀬はいから堂」の準備を少しづつ始めてるところです。
はいから堂といえばワークショップ。
今年は何をしましょうかとオーナーと悩んだ結果、決まりました。
「タイルを使った使える小物を作りたい!」というわけで、タイルのワークショップです。

今回は色々お世話になっております 朝倉タイルさん のご協力でおおくりしますよー。

株式会社 朝倉 : http://asakuraweb.com/asakura/index.htm

当日は職人さんにお越し頂くのが難しいため、ここちスタッフが作業手順を学んできました。
朝倉タイルさんのキレイなワークスペースにてみっちり教えて頂いてきましたよ~!
付け焼刃ではありますが、皆様と二人三脚で作品作りに取り組もうというという、
なんともアットホームなワークショップになりそうです。
励ましあって(?)楽しく作りましょう!

それで、先日朝倉タイルさんへお邪魔したのですが…
入口で写真を撮り忘れてしまい、しょっぱなからダメダメですみません。
ただね、置かれたタイルを見るだけですでに興奮気味です。
かわいいですねぇ。なんでタイルってこうも可愛いのでしょうか。

上画像のバラバラタイル以外にも、ネットで繋がって面になっているタイルなんかもあります。
一つでも可愛い、並べるともっと可愛い!

よくある簡単なワークショップですと、木工用ボンドでベースに取り付けて完成が多いのですが
今回はオーナーの「せっかくだから」がでまして、目地もしっかり入れちゃおうとなりました。
ですので、かなり本格的です。

制作アイテムは、トレイ(お盆)大小・鍋敷きサイズコースターです。
飾っても可愛く、使って便利。が、当店ワークショップの合言葉ですから。

紹介して頂いたタイル職人さんに質問しながらレクチャー開始です。
画像は大きなトレイ。

まずタイルを貼る為の専用ボンドを塗っていきます。
流石職人さん、気軽に椅子に腰かけ、小手でトレイにチャチャッと塗っていきます。
この後、スタッフ(け)が、小さい方のトレイに塗ってみましたが、
人生初小手、うまくいくはずもなく、早くも不安がムクムクと…大丈夫かな。
ただ、ここで丁寧に平らにする必要はないのでご安心を。

お次は櫛目ヘラでナミナミにしていきます。
あまり厚みを持たせると、タイルを貼った際にはみ出した分が表に出てきてしまうので
そこを気を付けるようにとのことでした。その為のナミナミなんでしょうね。
正直、見て覚えるのにいっぱいいっぱいで深く理由追求し忘れました。
すみません。

こちらが貼りつけ準備が済んだボンドの表面です。
ベースが見えても良いそうです。大事なのは均等に塗ること。厚すぎないこと。

さてお次はいろいろタイルを貼っていきます。

並べ方も人それぞれ。
先に他のトレイに並べてじっくりデザインを吟味するもよし。
ザックリ脳内で思い浮かべたら、インスピレーションにしたがってどんどん並べるもよし。

ただし、ボンドに置いた後は大幅変更が難しいです。(数ミリずらす程度ならできますが)
そこは後悔の無いようよろしくお願い致します。
また、ボンドが乾くともちろんタイルを貼れませんので、
ボンドを塗ったらお早めにタイル貼りをお願い致します。

上画像はオーナーの制作風景。もうね、選ぶの早いこと早いこと。迷いがないですわ。

ちなみに私はランダム配置にしてみました。
隙間が大きいので専用ではなく木工用ボンドで。
目地入れたら可愛いかも~なんて軽い気持ちでウキウキ並べてたんですが、職人さんから
「これ、目地入れできないよ。無理。」と、衝撃の一言。素人の考え浅すぎました。ショック。
このトレイは飾り専用にしようかな…。

そんな凹むスタッフ(け)を見かねてか、
ここでオーナーの「せっかくだから」が再び発動いたしまして、
小さいトレイをもう一つ作らせていただけることになりました。

裏にネットが付いたタイルをランダムボーダーに並べてみました。シンプルですけどどうでしょう。
赤いタイルはガラス製です。
途中けちって、ばらけたタイルを目分量で並べたのですが、それがなかなか面倒でして
(指が震えて置きづらい&均等な間隔で置けない)
これも性格が出るんですねぇ。
皆様はケチらず豪快に作って頂きたいと思います。


さてこの後、ボンドの乾きを待ちつつ、目地入れを習いましたが、
長くなりそうなのでひとまず次回に持ち越しとさせて頂きます。
職人さんの鮮やかな手さばき&細やかな気配りに感動でしたよ。

年の瀬はいから堂、ここちすたいるワークショップ「タイルでトレイのワークショップ(仮)」

作ってみたいけど上手に作れるか不安…なんて気にしない!
今回は教える方も素人です!ふんわりとしたアドバイスなら出来ます!
あとはお互い切磋琢磨で応援しあいましょう!
ここちワークショップ史上初のアバウトな作業タイムとなりそうですよ。
(作業工程はしっかり学んでまいりましたのでご安心を。)

詳しい日程は決まり次第お知らせいたしますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
また、今回制作いたしました現物はお店でご覧いただけます。
サイズや重さなどチェックしたい方は是非どうぞ。
それではでは、皆様のお越しをお待ち申し上げます。