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iwayado craft の刺し子キット
岩手県を代表する伝統工芸「岩谷堂箪笥」。
その歴史は江戸時代中期からはじまり、今も脈々と受け継がれています。
美しい木目、麗しい漆、豪華な金具。
ただそんな見た目だけではなく、
特に階段箪笥や舟箪笥などで分かる機能性・耐久性のすばらしさ。
長い伝統に培われた民芸家具として愛好家の方も多い、素晴らしい家具です。
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今回ご縁がありまして、
岩谷堂箪笥開発者の流れを引く「岩谷堂タンス製作所」さんで作られている
箪笥製作時にでる端材を利用したブランド「 Iwayado craft 」のアイテムを
当店で取り扱いさせていただく運びになりました。
ありがたいことでございます。
歴史と技術に裏付けされた美しい家具たち。 下記リンクからご覧いただけますので、ぜひお楽しみください。 岩谷堂タンス製作所 http://www.its-iwayado.jp/ Iwayado craft http://www.its-iwayado.jp/iwayadocraft/
まずは少しづつということで、“刺し子キット”を入れてみましたよ。
手仕事がお好きな方が多い上越市。
これから冬、雪の季節に暖かい室内でチクチクお針仕事はいかがでしょうか。
ギフトにもお勧めしたい可愛さ。
店員(け)が制作体験してみましたので、よろしければご覧くださいませ。
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刺し子でクッション部分を作り、針刺しを作るというこのキット。
素敵に見えるのは、秋の日差しとこの漆塗りの升のおかげでございます。
岩谷堂箪笥製作の技術が活かされたものだけあって、これ単品でもうオシャレ。
桐ですのでとても軽く、ナチュラルな風合いが魅力的です。
和のアイテムですがモダンな佇まいなので
比較的どんなインテリアにも馴染んでくれそうですよ。
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パッケージがまたオシャレ。
装飾はなるべく省き、唯一ともいえる紙タグと糸は
色柄を見分けるための機能を持っています。オシャレ。
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蓋脇には「iwayado craft Japan」の文字。
実はこのキット、先に海外向けに発売したそう。
向こうでとても人気だそうで、せっかくだからと国内販売も始めたんですって。
ただ“物”を買うだけより“体験”もプラスできる。
モノ消費よりコト消費へ。
こんなところで、このフレーズをなるほど納得実感できました。
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さて、中身になります。
升と材料、作り方の用紙。
シンプルな作りなので気負いせずにできました。
肩の力を抜いて合間時間にのんびりと。
店員(け)刺し子初体験でしのたで、これぐらいがありがたかったです。
熟練さんはご自身で刺し子の柄を変えて縫われてもいいですね。
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早速作ってみました。
今回は比較的簡単と教えていただいた麻の葉文様です。
チャコペーパーで図案を写し、説明書通りに横線からそして斜め線へ…
正直に申し上げますと、手縫い苦手です。縫い幅が安定しません。
案の定「針目は3mm程度が綺麗」と書かれているもの
やたら大幅になったり細かくなったり。
でも縫っていくうちに自分の手に合う幅が何となく分かってくるんですよね。
それが楽しい。ぐし縫い最高。手縫いハイに突入できます。
これだから手芸はやめられません。
(下手の横好きでも)
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縫い進めていくと、だんだんチャコの印が消えてきてしまって
さてどうしよう状態になりました。
分かりやすい幾何学模様でよかった…。
現時点でガタガタげなので、もう出来は気にせず
大体のところにチャコ鉛筆で印を付けていき作業続行です。
今回の裏テーマはここで「ゆるく」に決定いたしました。
緩くゆるーく楽しむことにします。
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柄を縫い終え、続きましては針山に仕上げるため立体に塗っていきます。
ここ、特に“何縫いで”とか書いてないんですよね。
ぐし縫いで良いとは思いましたが、一応返し縫いにしておきました。
はっきり言うとその必要なかったと思います。
そんなに綿ぱんぱんに詰めませんし。
ただ、当時を振り返ると、
刺し子の部分が糸のテンション一定じゃないせいで
ボッコボコ波打った面になってまして、その当時は「やばい」と焦り
返し縫いをしたのではと自己分析しております。
刺し子は洋刺繍と違い枠を使わないので、そういうところが難しかったです。
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で、説明書通りに縫ってひっくり返して綿を入れて…できました。
ものすごく変な糸が見えていますが、味ということでご容赦ください。
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折り紙で風船を作る要領で立体にし、升にはめます。
意外とここにも手こずりましたが、なんとか出来上がりました。
表面ぼこぼこだし、綿ぎっちぎちに入れるわけではないので
皺が寄ってはじめ不安でしたが、何度か入れ直してみるとしっくりきました。
へこたれない心が養われます。
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出来上がり。
升のおかげでよく見えますね~。
初めてにしては上出来ではないでしょうか。
表に出る面が少ないから、誤魔化しがきくのもポイント高いです。
ありがとう Iwayado craft 。
ものすごく愛着湧いてきますよ。手作りって素晴らしい。
麻の葉なら直線縫いのみですので、お子様の針仕事入門編にも良いと思います。
お母さま・おばあさま(もちろんお父様おじいさまも可)とご一緒に
この冬はのんびり少しづつ縫い進めていくなんて素敵ですね。
時間を共有できるって素晴らしい。
クリスマスギフトにプラスしていかがでしょうか?
作る楽しみはプライスレスですよ。
![](http://cocochi-style.com/wp-content/uploads/2019/11/DSC_0037.jpg)
ちなみに、付属の糸巻きももちろん Iwayado craft 製。
桐の大きめ糸巻き、素朴で可愛いですよ。
毛糸やリボンなど巻いてもいいですね。
こんなオマケ付きの刺し子キット。
「年の瀬はいから堂」の売り場にてお披露目です。
(もちろん、はいから堂以降でもここちすたいるにてご覧いただけますよ)
初めてさんも、手作りマイスターさんも、チクチク楽しい針仕事。
手のひらサイズ漆塗りの升に入るは、掛替えのないあたたかな時間。
ラッピングも承ります。
ぜひ見本共々お手に取ってご覧くださいませ。
まずは、はいから堂で皆様のお越しをお待ち申し上げます。