ここちノート, はいから堂, ここちのつぶやき, ここちイベント案内, インテリア雑貨, キッチン雑貨

タイルのワークショップの練習・お家で自主練編

あっという間に11月も1週間!
時の流れは年齢と共に加速する気がします。皆様いかがお過ごしでしょうか。

少し間が開いてしまいましたが、ワークショップの練習シリーズ最終回「お家で自主練編」。
早速、試行錯誤の成果をご紹介いたしますよ。

前々回 ■タイルのワークショップの練習・並べる編■

前回  ■タイルのワークショップの練習・目地込め編■

↑↑↑の記事も、合わせてお楽しみいただければと思います。

目地込めまでは、朝倉タイルさんの職人さんにご教授頂き難なくできたタイル貼り体験。
専用ボンドで貼りつけたタイルが、乾いて完璧に動かなくなったのを見計らって
さっそくここち店舗で自主練という名の目地込みしましたよ。

で、制作途中の写真なんですが、これがどうもいっぱいいっぱい過ぎてですね
正直な話、撮っている余裕がございませんでした。本当にすみません。
なぜそんなに大変だったかというと、先生がほとんどお膳立てしてくれていた目地込め作業
一度やったからと言って軽いノリで再現しようとしたからだと自己分析しております。
本当にすみません。
特に目地剤を水でこねる時「茹でる前の白玉の固さ」にすることをド忘れしていました。
何のためにメモとったのでしょうか。しかも平店員とオーナー二人して。
正直タイルを拭けば拭くほどタイル上に伸びていく目地剤に涙目でした。つらかった…。

と、ぼやいても始まらないので
経験してみてのポイントをお伝えしつつ完成品をご覧くださいませ!

オーナー制作の大きなお盆です。
大きなタイルと小さなモザイクタイルのコントラストが可愛くなりました。
パステルカラーが優しい雰囲気で、面が大きなタイルもすんなり溶け込んでいますね。

専用ボンドでタイルを貼って乾いた後の手順としては、

  1. 目地込め前に、ふちが汚れない様にマスキングテープを貼る
  2. 作っておいた目地剤をスキージ(ヘラ)で入れていく
  3. 濡らしたウエス(いらない柔らかな布)でタイルの表面を拭きとる
  4. 気になる様なら溝を棒でなぞって余分な目地をこそげてきれいにする
  5. 乾ききる前にマスキングテープをはがして乾き待ち

で完成。
なんですが、今回作ったトレイ1つ1つから課題が浮き彫りになりました。
当日制作の際、注意して頂きたいいくつかの事、どうぞ読んでいただければと思います。
実を持って経験した物なので、たぶん素人のぶち当たる壁なんだと思います!

あれこれタイルを選んで楽しく貼るのが1番の楽しみポイントの今回のワークショップ。
が、実は張貼る前に、タイルの高さを気を付けるべき!
本当にお気を付け下さい!
なーんでかといいますと、上写真見て頂けますか。
そう、低いタイルが埋もれてしまいます。お花のタイルの部分が一番分かり易いでしょうか。
低いタイルに合わせると、右部分水色タイルの脇が丸見えなんですね。これには困った。
やはり凸凹がありますと、上に物を置いた時ぐらついてしまします。
初めにこのことを頭に入れておいてタイル選びをして頂ければ大丈夫だとは思いますが、
その点お気を付けくださいませ。
「気にしない!可愛さ優先だし!」なカワイイ伝道師な方はそのまま頑張りましょう。
ちなみに、いろいろ上に乗っけて歩いてみましたが、多少のぐらつきなら許容の範囲内でした!

平店員制作、シンプルなマルチボーダーです。
シックなカラーリングで大人かわいいタイルになりました。
組合せが難しそうな色合いでも、同じようなサイズのタイルでまとめると作りやすいです。

じつはこのタイル、裏がネットになっていて初めから並んだ状態になっています。
だからそのまま置くだけ。便利ですねぇ。
ただ、1列ぐらいになるとポロポロとれちゃいますので結局ちまちま並べました。
こういう「ずれたくない!」は場面になると指先震えるのは何故なんでしょうか。
だいぶずれちゃいました。プレッシャーに弱いです。

こちらのタイルを並べているときに大変だったのが、まず「角っこ」!
マスキングでふちを保護した状態でへらで入れていくのですが、まぁ、入れづらい。
入れたと思ったら入ってなかったりですね、しまいにはスキージについてきてしまいます。
(たぶん目地剤が緩かったのが主な原因かもしれませんが…)
しまいにはマスキングを剥がす時にマスキングにくっついて剥がれたり、もう切なかったです。

さらに目地剤の緩さは百害あって一利なし状態なものですから、
余分な目地剤をスキージでこそげたりタイルを拭きとったりしても、延々伸びてついてくるのです。
終わらない拭き取り地獄。
最後は意地で、タイルを一つ一つ素手の指で撫でていました。
乾いたかもーな頃に撫でるのがポイントです。
が、素手はあまりお勧めできません。手袋すればよかったと数日間大後悔でした。
詳しくは次のトレイにて。

こちら、ランダムに散らばったタイルがポップなミニトレイ。
職人さんに「これは目地できないわ」と言われ飾り用にしようとしていたものです。
オーナーのツルの一声によって(無理やり)目地込んでみました。
意外とうまくいったと思います。漆喰のような目地剤に映えるカラフルなタイルたち。
多少荒が目立ちますが、味だと見て頂ければ嬉しいです。

実はこれ、緩い目地剤を指の腹で撫でつけ続けた末の力作だったりします。
職人さんが出来ないといった理由、よーく分かりました。
スキージで均一に入れられないのです。間隔が空きすぎているのですね。
ガコンガコンタイルに引っかかってしまうので、結局端っこから少しづつ目地込めしていきました。
が、やはり緩さに足を引っ張られまして…
タイルにのった目地剤が取れない事といったら!!!
ウエスでタイルの上を拭き取ろうにも、面積の多い目地部分&緩いせいで
みーんなウエスにくっついてくるのです。
それがせっかくキレイにしたタイルの上に乗っかって、そうやってエンドレス拭き取り地獄。
切なかったです。
最後は指先でタイルも拭き取り、目地上も慣らしてようやく何とか…となったのですが
おかげで指先が痛いのなんの。
粒子の細かい目地剤が研磨剤状態になり、おもいっきり指紋削られました。カッサカサですよ。

また、いい加減拭き取り地獄が嫌になって、ドライヤーに当て無理やり表面乾燥させて
タイルを拭いたりなどもしました。
ので、正直、こちらのようなタイル配置を作りたい場合は、かなり覚悟をして頂きたい。
(そもそも緩い目地剤でしたのが悪いのですが)
頑張りましょう。一緒に頑張りましょう!

うって変わって、こちらは木工用ボンドのみの簡単制作ものでございます。
タイルのコースター。
ただし当日はもう一回り大きな鍋敷きサイズの制作になります。ご注意ください。
小さなモザイクタイルを並べていきますよ。
ランダムに配置しても良いですし、ドット絵のように絵や柄パターンを作っても素敵ですね。

当日ご希望のお客様には、この裏に金具を付けて壁飾りにすることも可能です。

ちなみにこちら、このように多少の隙間が出来てしまいます。
その点ご了承くださいませ。
端っこから隙間なくくっつけていきますと
もう片方の端に隙間たっぷり・但しタイル1個分はないよ状態になりますので
適度に隙間を作りつつがバランスよくなります。

木工用ボンドで取れないかしら?と心配な方、ご安心ください!
しっかりくっつけて乾かせば大丈夫です。
鍋で煮込んで熱湯が冷めるまで放置!等しない限りは取れません。
(少しタイルが必要になったためバラしたのですが、取り外すのに骨が折れました)
水溶性でも意外と溶けません木工用ボンド。

また、鍋敷き・コースターの他に、素焼きのミニポットもご用意してございます。
手のひらサイズのこのポット。
多肉植物も付けてお持ち帰り頂けますので、直ぐに飾って楽しめますよ。
縁の部分をぐるりと囲んで貼りつけます。貼り方はお好みで!
但し、ずれ防止のラインを鉛筆で引く場合は、間隔を空けず隠れるように貼ることをお勧めします。
詳しくは店頭、もしくは当日の説明でどうぞ。

と、あれこれ大変だった点、改良が必要な点いろいろ見えた自主練でしたが、
作るときのワクワク感は相変わらずで、当日も皆様に楽しんでいただけると思います。
色々面倒な部分も完成品を前にしてみると楽しい思い出になりました。
これだけは断言できます。
失敗で物として見れないものになったーなんてことは絶対になりません。
少し手間取っても素晴らしい作品になること間違いなしです。
まずそもそも完成見本としておいてあるものが「職人が作ったプロの技が光る逸品」とかではなく
「この間タイル習ってきたオバチャンの頑張り作品」ですし。
経験する事に意義があると思います。

実際、荒が目立ちますが、自分で作った物は愛着が湧きますしね。
お盆としてだけではなく、多目的トレイとして鍵や郵便物の置場にしたり、
ちびちゃんのオママゴト道具や、ペットさんのご飯皿置き etc…
アイディア次第でなんにでも使えちゃいますよ。
重みが出ますので、すぐにひっくり返るなんてこともありません。

タイル貼りを手軽に体験できる良いチャンスですよ。
お互い励ましあいながら、楽しい時間を過ごしましょう。
大丈夫!何度も言いますが、今回のワークショップはアットホーム!
本物のプロが教えてくれるプレッシャーはありません!気軽です!
なぜなら教える側も素人です!ふんわりとしたアドバイスなら出来ます!
“上手に作ろう”は二の次で結構。まずは体験を楽しむ。
そしてタイルの可愛さにうっとりする。これがメインですから。
のんびり楽しく作りましょう。


そんなこんなでタイルのワークショップを開催します「年の瀬はいから堂」。
いよいよDMが出来上がって参りました。
ひぐちキミヨさんのイラストが今年も可愛い、ホッコリ系です。
詳しい内容はまた後程。ブログにてお伝えしますよ。

今年はクリッパン&北欧デザインアイテム特集を中心に、年末年始アイテム更に満載です。
ワークショップと合わせてぜひどうぞ。お楽しみに!
タイルのトレイご予約はお電話&店頭にてお受けいたしますので、よろしくお願い致します。
皆様のお越しをお待ち申し上げます。

Comment





Comment



CAPTCHA