過去の作品集

タイルのワークショップこんな感じで

11月の3連休(23・24・25)は「年の瀬はいから堂」でした。
大変多くの皆様にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。

中でも、飛び入り参加OK!なタイルのワークショップ、大反響でしたよ~。
今回はそんなタイルワークショップの様子をご報告いたします。
タイルの艶がワクワクを盛り上げますよ。

以前、株式会社朝倉さんからレクチャーを受けた際のタイル一式を、まるごとお借りできました。
正直重かった…タイルは焼き物ですものね。重いのも当たり前です。

なんと気づいたら(その場のノリで)コルクの鍋敷きにも目地込めしてみることになってました。
基本はボンド貼りなのですが。(奥の方はボンドでくっつけてますね)
探究心大事です!チャレンジ精神応援します!

和気あいあい!選ぶのが楽しい!
皆さんタイルを選んでいるときは、その人その人の個性が出ますね。
おしゃべりしながら・黙々と・並べてはやめて並べてはやめて・手に取ったら必ず使う・などなど
見ているこっちも楽しいです。

予め他のトレイ(や、コルク)に並べてデザインを決めたら、
本番のトレイ(や、コルク)に専用ボンドをひいて並べ直していきます。

これがまた、うまいこといかないんですわ。
タイルの裏にネットみたいなのが付いていて、そのまま貼りつけると目地入れたときに
ネット見えなくなるから間隔が均等になって便利だねータイルなら良いのですが、
1つ1つ置いていくタイプのタイルですと間隔がフリーハンドになりまして
案の定、本番のトレイ(や、コルク)に並べる際「あれ?詰め過ぎてやたら隙間出来た」と。
むりやり足して事なきを得ていました。
3人に1人がこの状態に陥っていました。
でもね、仕方ないんです。だって職人さんじゃあないんですもの。
今日初めて目地込みするフレッシュな皆さんなんですもの。
でも、最終的にきれいな仕上がりで、皆さん上手でした!

あとですね、隙間があると埋めたくなるのが人間なんですよ。
なぜなら私も隙間恐怖症。別に強欲ってわけじゃないんですよ?ぎっちり入れたくなるんです。
目地込される方で、本当にきれいに、計算されつくしたかのように並べ、
目地入れる隙間が厳しくなったり。
(最終的にきれいに目地を込められて素敵に出来上がりました!)
コルクの鍋敷きの方、ボンド貼りつけは隙間なくが理想なのですが、周りから置いていったら
中の方がピッタリ納まるのが厳しくなったり。
(外側を少しづつずらして行って無事出来上がりましたホッとしました)

途中の工程がハラハラすればするほど、出来上がった時は喜び大幅アップですね。
こういうことがあるからワークショップってくせになります。

ボンドを貼り終え、目地込めを待つ作品たち。
こちらは初日の分ですね。皆さん素敵です!

左はボンド貼りの鍋敷きです。
ガラスタイルと釉薬がけのタイルのリズムがオシャレですね!
ちなみに真ん中のタイルは実は少し珍しいものだそうで。
タイルメーカーINAX(現LIXIL)の前身「伊那製陶」のデットストック品。
確かにレトロな雰囲気ありますね。いつごろのものでしょうか。

右も素敵な作品たちです。
トレイはシンプルに形・サイズを統一されていますが、色で楽しく遊んでいるのが良いですね!
ランダムに配置してカラフルに仕上がっています。まるでモダンアートですねぇ。
鍋敷きは雰囲気を変えてポップな色使い。オレンジのガラスタイルが良いアクセント。

大きなトレイと小さなトレイ同時制作の方もいらっしゃいました。
それぞれ雰囲気を変えて楽しむのも良いですね。
目地の白がラインで入ると、まるでタイルが浮かび上がるように見えてきます。
同じ白でも、釉薬ありか素焼き風かで見え方が違ったりで、楽しみが増しますね。

所々お花のタイルが可愛らしいこちら。
仕上にウエス(使い捨てのTシャツ用ニット地のハギレなど)での拭き取り作業をしています。
タイルに高低差がでてしまい難しかったようですが、最終的に可愛らしい仕上がりに。
少し難易度が上がっても出来上がりを見るとそこもプラス要素になるのが手作りの良い所ですね。

仕上をイベント会場ではなく、後日当店で行うお客様も多くみられました。
(これから行うご予定の方もいらっしゃいますよ)
御足労頂く代わりに、ゆったりのんびり目地込ができます。

まるで現代アートのような並べ方にセンスが光るミニトレイは、手芸好きなお客様の一品です。
正直、固定概念にとらわれていまして“タイルを斜めに使う”ことに感動しました。
それだけなのに、なんて可愛い!ガラスのタイルもリズミカルに一役買っています。
隙間が多いので目地込めが心配でしたが、さすが手芸好き。難なく熟していらっしゃいましたよ。

北欧モダンテイストなタイルワークも発見です!
白の目地を意識して、あえてベージュをチョイス。マットな質感がよりカラータイルを引き立てます。
専用ボンドで貼っているときと比べて「一気に大変身度」が一番高くなった作品ですよ。
目地幅も丁寧に統一され、完成度バッチリですね。

お花のL字クランチが可愛らしい大きいトレイ。使い勝手のよさそうな作品です。
カラフルですが、シンメトリーに配置したことで落ち着いた雰囲気。
デットストックのタイルがポイントですね。
タイルの柄自体も、周りのタイルの並べ方とリンクしていて面白いです。


この他にも(スタッフがテンパっていて撮り忘れた)作品が沢山出来上がり、
とても楽しいワークショップイベントとなりました。どうもありがとうございました。
やりたいけど時間が…なお客様も多数みられ、
3日間のみだったのが申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今後もこのように楽しいワークショップを企画していきますので、皆様ぜひお楽しみに!
決まり次第ブログやDMでお知らせしていきますよー。
なお、ここち店内では、手ぬぐいパネルや手ぬぐい帽子のワークショップを随時行っております。
ご希望の方、興味のおありの方はスタッフまでお気軽にお声掛けくださいませ。
皆様のお越しをお待ち申し上げます!

 

あけびかごオーダー承ります

長々ご無沙汰しておりました。
更新が滞ってしまい申し訳ございません。

そんなこんなの間に、当店で人気のあけびかごバッグ新作が多数入荷しておりまして
ただ今ウェブショップに続々アップロード中でございます。
(もちろん実店舗ではお手に取ってご覧いただけますよ)

ただ不思議なことにですね、

「ウェブショップ用に写真を撮った商品は実店舗で直ぐ売れる」

という有難いですが少し寂しい変な法則が当店にございまして
下でご紹介するかごバッグも、先日その法則が発動いたしました。

せっかく写真を用意したのだから、ご紹介したい!
といわけで、この場を借りてお披露目です。

鎧編みという技法が中程に施されている、モダンな大き目かごバッグです。
お値段は8,500円+税。
持ち手はあけび蔓を撚り合わせ美しいフォルムをみせています。
左右両脇はゆったりと弧を描き、優しい雰囲気。強度的にもばっちりです。

持ってみると、このかごが通常の物より大きめのが分かりますね。
実はこのかごバッグ、とにかく大きくと作家さんにお願いし作って頂いたもの。
A4の書類もスポッと入る大きさでした。
ですので、強度を考え持ち手は可動式ではなく固定タイプです。
これだけ大きいとお仕事バッグにも使えそうです。
(他のサイズはウェブショップにてご確認ください。)

中はこのような感じ。
しっかり編まれているのが写真からでも見て取れますね。
このように隙間なく編まれていますので、中身が透けにくく使いやすいです。

底もこの通り。
両脇の曲線部分の編み方と、底の広い面積を占める直線部分の対比が面白いですね。

丁寧なお仕事で、底部分にすら美しさを感じます。

ディティールはこちら。
鎧編みの重なりと一般的な平織りの表情の組み合わせが楽しいバッグでした。
持ち手部分も華奢に見えて実はしっかり。
あけび蔓の強さを最大限に引出し、すっきりと纏められています。
見た目以上に丈夫で、蔓のしなりを活かした持ち手です。

一つは持っていたい、天然のあけびかごバッグ。
メイドイン上越の手仕事をぜひ楽しんでいただきたいです。
もちろん完全1点物なので、今回のように出会いは一期一会ですよ。
私どもも頑張ってアップロード致しますが、タッチの差の場合はご容赦くださいませ。。。


なお、近年オーダーご希望なお客様からのお問い合わせが増えております。
せっかくなので、一緒に 「あけび蔓細工オーダーの流れ」 もご紹介いたしますよ。

当店のあけび蔓細工は、もちろんオーダー製作も可能です。
具体的な寸法を提示いただければ、それに沿ってお作り致しますし
なんとなくこの形~な場合は、ここちすたいるウェブショップにてご紹介しております
ソールドアウト商品写真から選んでいただき、このタイプ!とご指定頂ければ
その形・寸法をもとにお作り致します。
ウェブショップ商品以外のものでもイメージ写真や画像がございましたら、ありがたいです。

が、天然素材を使用して1点1点手作りの為、“100%寸分違わず”はお約束できません。
寸法だけではなく、蔓の色なども多少違ってくることをご理解ください。

流れとしましては

  1. 当店ウェブサイトのお問い合わせフォームより、まずはご連絡ください。
    ご希望の形やサイズ、用途(小さめ手提げにしたい・パンかご・鉢カバー・書類入れなど)
    ご予算をお知らせください。
  2. こちらから作家さんと相談の上折り返しご連絡いたします。
    制作可能の場合、お支払方法など詳細をお伝えいたします。
    なお、制作期間は約1か月いただいております。
  3. 商品が完成次第、ご連絡致しますのでその後お支払→発送となります。

簡単ではありますが、以上になります。
もし、細かい指示が必要なものでしたらメモ書きなどを、メール又はFAXでお送りいただけますと
スムーズに作家さんへ伝えることが出来、打ち合わせ短縮につながります。

また、オーダー商品に関しましてご要望に添えられるもの・難しいものとございまして、

こちら今回の新作持ち手リング手提げです。
女性らしい雰囲気のこのバッグは、持ち手がリング状で個性的。
リングベースをあけびで巻き包んでいるので見た目より持ちやすく
腕にかけたときも、よくある樹脂製の物と比べると痛くないのが良いですね。

このようなタイプならオーダー制作可能です。
が、
下の写真にありますバンブーハンドルは、申し訳ございませんがオーダーお断りしております。

理由と致しまして、バンブーも自然の物を使っているので1つとして同じものが無く
径もまちまちであることから、色やサイズ指定されますとご希望に添えることが難しくなること。
以上があげられます。

もちろん、
“この写真の矢羽ラインを入れたバッグであけび包みリングの持ち手で作ってほしい”
は可能です。
要は寸分違わぬ持ち手が使えるかどうかなのですね。
この持ち手が輪のタイプはその形状に合わせて、かご本体の入れ口をくぼませる部分を
作らなくてはいけません(持ち手がうまく開くように)。
輪のサイズに合わせてかご本体の形が変わってきてしまうのです。
ですので、工業製品な樹脂製のリングなら常にサイズが同じなのでいける。
という訳なのです。

また、

乱れ編みの商品に関しまして、

“上写真をベースに、入れ口直径○○cmで、
本体の幅最大○○cm高さ○○cmの鉢カバーを作ってほしい”

このようなオーダーでしたら可能です。
乱れ編みでも、形が大体決まっている物は大体制作可能です。
(形状にもよりますので、お問い合わせくださいませ。)

が、

こちらのような自然の蔓の流れを活かしたかごは、お作りすることはできません。
理由は、同じものを作ることができないため。

“大きさ縦横高さが○○cm以内であとはお任せ”
という作家さんにお任せオーダーも、残念ですがお断りしております。
自然の蔓を活かしての制作は、実は作家さん的にも
最終的にどんなものが作り上げられるかわからないライブ感あふれるものだそうで
どのような形になるのかは、出来上がってからでないとお伝えすることが出来ないからです。
また、天然のものですので、そもそも使えそうな形状の太目の蔓が手に入らない場合もあります。

ですので大変申し訳ございませんが、上写真のようなかごは、
当店ウェブショップ(及び実店舗)での一期一会のみでよろしくお願い致します。


以上オーダーの流れと注意事項を簡単ですが説明させていただきました。
この他に「ここが気になる」や「こういったことは可能なのか?」的な疑問質問ございましたら
お気軽にお問合せフォームからお声掛けくださいませ。

今までオーダー頂いたあけびかごで、かごバッグ以外ですと

  • 作品展用の花器に使いたいので“持ち手がない”扇状のかご
  • 自転車の前かごにスコンとはまるかご
  • 革ベルトはこちらで取り付けるので、小さ目サイズでポシェット用のかご
  • 書類整理用の浅い四角いA4サイズのかご
  • カラーボックス用の引出し
  • ゴミ箱
  • カトラリー入れ

などなど、ファッション・インテリアに存分にあけびを楽しんで頂いているものばかりで
私どもも嬉しい限りでございます。

オールメイドイン上越なあけび細工たち。
より皆様の身近なものになれます様に。
あけびを通して上越のお山を楽しんでいただければと思います。
どうぞお気軽にご相談くださいませ!
作家さん&スタッフ一同お待ち申し上げます。

 

あけびかご入荷しました&そして早い者勝ち

明日タイヤ替えよう!と意気込んでいたら、上越地方、降りましたね…雪。
でもきっと名残雪というやつなのでしょう。
季節は春。寒くても春です。誰が何と言おうと春なんです!
関東では桜が咲いたと聞きました。上越の春も、もうすぐでしょうか。

そんな春からの季節にピッタリの、あけびかごが入荷しました。
地元作家さんの確かな技術による、しっかりとしたかごですよ。

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ただ、皆様ここちのあけびかごを楽しみにしておられる様で、
探しに来られる方が最近徐々に増えつつあります。春ですものねぇ。

このかご、実は当店オンラインショップにアップしようと先に写真だけ撮っておいたのですが
その日のうちに早速1つ売れてしまいました。お客様グッドタイミングというやつです。
せっかくなので、その売れたかごをこの場を借りてご紹介です。
オーダーも承っておりますので、こちらのかごがお気に召しましたら是非ご相談ください。
メールでの対応も可能ですよ。
残りのかご2つは、近日中にオンラインショップにアップいたしますので、
もうしばらくお待ちくださいませ。

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飛ばし編みという技法で編まれた、標準的なサイズのあけびかごです。
綾織のような表情がリズミカルで、楽しいかごですね。

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こちらは編み芯を半分に割いたものを使用しており、その分軽く持ちやすくなっています。
1本1本キレイに割かれておりますので、ささくれ的なものはありません。
作家さんの丁寧な仕事が良くわかります。

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持ち手は可動式になっておりますので
ものを出し入れする際大きく開くことが出来、楽ちんです。

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底も、もちろんしっかりと編みこまれております。
池田さんの作るあけびかごは、つるのサイズもほぼ均等で隅々まで美しいのが特徴です。
置いた時にガタガタいうことはまずありません。

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試しにオーナーに持ってもらいました。
かわいい!売れちゃいましたけど。
そのままポイポイ荷物を入れられるのが、かごの魅力ですよね。
中に大き目の巾着を入れてそれをチラ見させる~なんてのもステキです。
レースを上にかけたりもロマンティック!
冬場もフェイクファーなどで持ち手をモコモコさせれば、年中いけちゃいます。
もちろん、和装にもぴったりです。


上にも書きました通り、こちらの商品はもう当店にはございませんが、オーダー可能なものです。
もう少し大きめに~や、角をもう少し出してほしい~、持ち手は固定式で~、など
細かい部分のご要望にもお答えできます。
制作期間は、だいたいオーダー頂いてから1か月ほど。
事前にオーナーを介して作家さんと打ち合わせてからになりますので、
実際は1か月プラス数日頂くかたちになります。

お店で出会いを楽しむのもいいですし、自分のイメージ通りを注文するのもいいですね。
日常にあけびのある、ナチュラルな暮らしのお手伝いをおたします。
今回作家さんからお預かりしましたかご、残り2つは店頭でもご覧いただけますよ。
皆様のお越しをお待ち申し上げます。

 

あけび蔓細工ギャラリーその1

akebinose過去に店頭で販売していた、あけび蔓細工の写真を集めました。
小さなトレイから手提げカゴまで、生活を彩る多彩なカゴたち。どうぞご覧下さい。

 

 

 

 

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