作家さんのエトセトラ

あけび蔓が山で採れるまで・その2

あけび蔓が山で採れるまで・その1はこちら

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あけびの実、発見!
まだ夏の終わりですから、もちろん青いですねぇ。
秋も中ごろになればきれいな紫色になってパカッと割れることでしょう。

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素人目にはどれがあけびの蔓か分かりません。。。
蔓といってもかなり太くなったりもします。
太いものは基本採りませんが、形が面白く採っても支障ないものはたまに採るそうです。
そして作家さんはその形から色々想像し作り上げていくのが楽しいと仰っていました。
↓ サムネイルクリックで太い蔓を使ったカゴがご覧いただけます ↓

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この日の収穫量はこのこの通りです。
すごい量です!
紫に熟れたあけびも見つかったそうですよ。
蔓の間から覗いていますね。
沢山採りましたが、むやみやたら採っているわけではありません。
来年のため適度に残して収穫します。

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細かい根などは切り取っておきます。
この後秋から冬にかけ陰干しし、編む前に半日ほど水に浸してから編みます。
手提げカゴなどは縦半分に割ることもあります。
まず材料を手に入れるところから大変なあけび蔓細工。
写真で見るだけでその大変さが伝わってきますが、同時に森は宝箱だとしみじみ思いました。
あけびの作家さん自身、自然散策がご趣味だそうです。
彼女の作品から伝わる温かさは、その森からいただく感謝の気持ちと
森を愛する心が指先を伝って宿っているからなのではないでしょうか。

“あけび蔓が山で採れるまで”いかがでしたでしょうか。
より一層あけび蔓細工を好きになっていただけたらと思います。
ぜひ店頭でお手に取ってあけびの背景にある自然を思い浮かべてみてください。

 

ここち すたいる 秋山(け)

2016-01-13 | Posted in 作家さんのエトセトラNo Comments » 
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