作家さんのエトセトラ

yamameguのタティングレース

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海に山に心躍る季節におおくりする、町屋ショップ「葉月はいから堂」。
そんな夏真っ盛りなイベントですが、繊細で涼しげな透かしのレース小物も並びます。

「タティングレース、その繊細で優美な世界」と題しまして
上越のタティングレース作家yamamegu(ヤマメグ)さんの作品を大特集です。
アクセサリーやがま口、フレームなどロマンティックたっぷりでおおくりします。

最近タティングレースのアイテムを良く見かけるようになりましたが
yamameguさんは20年前からタティングレースを作り続ける大ベテラン。
この美しいレースをより多くの人に知って楽しんでいただきたいと、
ご自身のレース作品を持って ここち すたいる へご来店頂いたのが取扱いのきっかけです。
今回、せっかくなのでブランド名を付けましょうとお誘いし、ご自身のお名前から
yamamegu(ヤマメグ)と命名いたしました。
山は季節を巡らせ数々の恵みを生み出します。木の葉の葉脈は繊細なレースの様。
繊細なレースを生み出す彼女の指も、豊かな山のように数々の恵みで溢れているのです。
これからもこの名前と共に素敵なレースを皆様にご紹介していきますね。

 

yamameguさんは主に80番レース糸を使用して、レース特有の繊細さを表現しています。
ちなみに、レース糸は番数が上がるごとに細くなりまして、
80番ですと木綿用縫い針に通せます。
それぐらい細いです。
平店員もかぎ針網の覚えが少しありまして80番レース糸に何度かチャレンジしておりますが
かぎ針が凶器になりうるトンガリ具合でドキドキします。そして目が疲れます。

そもそもタティングレースとは?どう作るの?かぎ針とどう違うの?
とよく聞かれますが

タティングレース: tatting lace)は、シャトルと呼ばれる舟形の小さな糸巻きに巻いた糸を使って結び目を作っていくレースの技法。

タティングの結び目の技法は古代エジプトにまで遡る事ができるが、実用を目的としたものと考えられ、装飾的なレース技法としての起源は明確には分かっていない。一説には、16世紀イタリアで基礎的な技法ができたとされる。

18、19世紀には、ろうそくの節約にもなると貴族のあいだで大変もてはやされ、教養として習うものとなった。女性らしいエレガントな手芸と考えられていたため18世紀の女性たちは、装飾のあるシャトルを持って、肖像画を描いてもらう事を好んだ。

wikipedia、タティングレースの項目より抜粋
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%8
2%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9

とあります通り、結び目の連続で糸を形作るとても歴史あるレースの一つです。
貴族の女性たちの間で教養となるほど優雅なレースなんですね。

80番の糸で結び目を作り形にしていく…想像しただけで目がこりそうですが
実際、そこまで細くなると、手元は見ずにただただ結び目を数える作業らしいです。
というか手元を見ずに作れるyamameguさんにプロの技術を感じます。

今回は種類を増やし、レース+αの組み合わせも楽しんでいただけますよ!

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レジンアクセサリー&手作り雑貨の作家Sesame Saltさんと作り上げた、がま口です。
糸でくくるのではなく、専用の接着剤を使い、何度も付けては乾かしを繰り返し
手間暇かけてレースの一番美しい形を引き出しました。
表面に接着剤が出ないように細心の注意を払っていただきましたので
糸の表情も美しく、最高の出来だとしみじみ感じます。
(素敵すぎて平店員大興奮です)

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手のひらサイズのがま口以外にも、大きなクラッチにもなるものや、ポーチなどもあります。
セサミソルトさんの布選びの楽しさに合わせて、レースの魅力がさらに輝いていますね。

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アクセサリーも充実です。
今までのレースオンリーのアクセサリーはもちろん、
レースにコットンパールやレジンなどをプラスしたものもお目見えです。

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アクセサリー用に台紙も作りました。全部で6種類。
流れる筆記体と枠でレースの繊細さを表現しましたよ。
裏に、簡単ですがタティングレースの説明もあります。
プレゼントにもおすすめです!

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定番のピアスはもちろん、ネックレスやイヤリングもございます。
元気カラーのレースなどは、夏の華やかさに更にエッセンスをプラスしてくれますね。

このほかにも、おなじみのブロードのブレスレッドやラリアットでは、
天然パールをプラスした物や、身に着けやすいマグネットタイプの物など色々ご用意します。


がま口・アクセサリー以外にも、フレーム飾りや飾り襟なども、もちろんございます。
これをきっかけにyamameguさんの美しいタティングレースの世界を知って頂けたら幸いです。

海に山に心躍るこの季節、一足お先に秋の気配も添えて
町屋ショップ「葉月はいから堂」

8月6日(土) 10:00~18:00
8月7日(日) 10:00~17:00  の2日間。

ぎゃらりー和のくら で行います。

皆様のお越しをお待ち申し上げます。

 

あけび蔓が山で採れるまで・その2

あけび蔓が山で採れるまで・その1はこちら

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あけびの実、発見!
まだ夏の終わりですから、もちろん青いですねぇ。
秋も中ごろになればきれいな紫色になってパカッと割れることでしょう。

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素人目にはどれがあけびの蔓か分かりません。。。
蔓といってもかなり太くなったりもします。
太いものは基本採りませんが、形が面白く採っても支障ないものはたまに採るそうです。
そして作家さんはその形から色々想像し作り上げていくのが楽しいと仰っていました。
↓ サムネイルクリックで太い蔓を使ったカゴがご覧いただけます ↓

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この日の収穫量はこのこの通りです。
すごい量です!
紫に熟れたあけびも見つかったそうですよ。
蔓の間から覗いていますね。
沢山採りましたが、むやみやたら採っているわけではありません。
来年のため適度に残して収穫します。

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細かい根などは切り取っておきます。
この後秋から冬にかけ陰干しし、編む前に半日ほど水に浸してから編みます。
手提げカゴなどは縦半分に割ることもあります。
まず材料を手に入れるところから大変なあけび蔓細工。
写真で見るだけでその大変さが伝わってきますが、同時に森は宝箱だとしみじみ思いました。
あけびの作家さん自身、自然散策がご趣味だそうです。
彼女の作品から伝わる温かさは、その森からいただく感謝の気持ちと
森を愛する心が指先を伝って宿っているからなのではないでしょうか。

“あけび蔓が山で採れるまで”いかがでしたでしょうか。
より一層あけび蔓細工を好きになっていただけたらと思います。
ぜひ店頭でお手に取ってあけびの背景にある自然を思い浮かべてみてください。

 

ここち すたいる 秋山(け)

2016-01-13 | Posted in 作家さんのエトセトラNo Comments » 

 

あけび蔓が山で採れるまで・その1

akebinose当店で販売しているあけび細工の材料は、
上越在住の作家さんご自身が旦那様とお二人で
自宅近くの上越の山で採ってきています。
時折使われる面白い形の太い蔓も、もちろんです。

まさに国産、上越生まれ上越育ちのあけび蔓細工。
今回作家さんにお願いしまして、
あけび採りの様子を写真に撮っていただきました。

 

季節は夏の終わり。ここは上越の山の中。
斜面を足元に気を付けながら登っていきます。
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これがあけびの蔓(つる)です。
地面を這うように縦横無尽に伸びています。
藤棚的なものを想像していたのでちょっとびっくりです。
足元を要チェックなんですね。

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蔓を引っ張り、大体の長さをみて園芸用のはさみで切ります。
手提げかごなどの網目が揃ったほうが美しいものは
蔓の太さも同じものを選ばなければなりません。
手当たり次第ではなく、よく探して切っています。

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時には、ほかの木の幹に絡みついていることも。
こういった蔓は乱れ編みの際、面白い表情を見せてくれるそうです。
絡んだイヤホンコードで苦戦しているスタッフとしては
これだけで気が遠くなりそうです。。。

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切った蔓はこうしてクルンとまとめておきます。
今回は手提げカゴ用でしょうか。
ほぼ太さが均等です。すごい!

採取時期はあけびが伸び伸びと伸びきった夏の終わりごろのみ。
それ以降は蔓の色が黒くなるので向かないそうです。
ですのでこの時期のうちに採りためておくのです。

 

この続きは 「あけび蔓が山で採れるまで・その2」 でお伝えします。
夏の終わり…まだまだ暑いですよね。
その中、長袖長ズボンでこの作業。作家さんすごいです。
“あけび蔓が山で採れるまで・その2”はこちら

2016-01-13 | Posted in 作家さんのエトセトラNo Comments »