2017-09

和のお手ふき&洋のお手ふき

秋は美味しい季節です。
パクパク、もぐもぐ、手とお口が止まりません。
そうしますとね、必要になってくるものがあるんです。
なんでしょう?

そう、お手ふきです。大人も子供も美味しさに夢中になって、はっと気が付くとお手てが…。
綺麗に剥いても食べるから~といっても、今度は剥く人のお手てが…。
でも、美味しいからいいんです。だって拭けばいい話ですもん。
ウエットティッシュもいいけれど、しっかり拭きたいなら、きちんとお手ふき。

というわけで、ステキなお手ふき入荷しましたのでご紹介ですよ。
秋のおうちパーティーなど、対お客様用にもおすすめです。

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遊中川から、小紋柄のお手ふきんが入荷しました。
蚊帳生地に表面はガーゼ使用の綿100%。
絞り易く拭き易い、丁度良いサイズです。

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色柄は3種類。
左から、 菱行儀・花角通し・あられ鮫小紋 です。
こちらの小紋はシリーズものになっておりまして、
当店では他に スリッパ・蚊帳タオル・懐紙をご用意しております。
上品な柄がとても好印象。
個人的に、こんな目の開いたガーゼ生地にこんな細かい柄をはっきりと染められるなんて!
と、こっそり感動しております。技術は日々進歩しているんですねぇ。

実はこちらのお手ふきん、以前遊中川で扱ってはいたものの
惜しまれつつも廃番になっておりました。
今回、満を持して再登場でございます。

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こちら、我が家で長い間使っております、以前のお手ふきんです。
使用イメージとしてご覧いただけたらと。
(かさね色目シリーズです。今はこちらは取扱いございません。念のため。)
濡れると一段と濃くなります。小紋柄のお手ふきんもそうなると思います。
使い込んで大分毛羽立ってきた印象ですが、色落ちは今のところ気になりません。

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とにかく丈夫です。使えば使うほど柔らかくなるのが蚊帳生地の良い所ですね。
柔らかいので拭き易く、子供の顔を拭くのも安心ですよ。
和の良さが最大限のお手き、おススメです。

 

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さて、和がきたら今度は洋。特に北欧なお手ふきもご紹介。
といっても、おなじみのスポンジワイプです。
こちらは豊富な色柄が魅力ですね。気分に合わせて選べちゃいます。

よく、もったいなくて使えない~という声をお聞きしますが、使わない方がもっともったいない!
ワイプは使って何ぼですよ!
洗濯機で気軽に洗え、脱水後はポンッと置いておくだけで乾いちゃうのも魅力です。

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ちなみに、こちらが我が家で使用中のワイプの一部です。
左が乾いている状態で、右が濡らしたものです。

やっぱりポンッと置いておくと少し皺が寄って乾きますね。
我が家は気にせず放置しております。
折りたたんで片付けても水分を吸えば元通りなので大丈夫。
でもせっかく柄が可愛いので、ガーランド代わりに麻ひもなどに吊るしておくのはいかがでしょう。
そうすれば皺も気になりませんね。いくつか吊っておくとオシャレです。

なお、右のワイプ、実は水切りマットを切って細長くしたもの。
使い方によって好きにカットしても大丈夫なのが、ワイプの良い所です。
ほつれ等はもちろんありません。

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濡らすとこんなに柔らか。
かといって布ほどクタッとしないので扱いやすいです。
自分で拭けるようになったお子さまのお手ふきには、コチラの方が良いかもしれません。
水を絞るのも、“大人の力で片手で絞る”程度ですので、
お子さまの雑巾絞りの練習にもおすすめですよ。
(大人の力で雑巾絞りをしますと破ける可能性がありますので、お気を付け下さい。)

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ちなみに肝心の吸水力ですが…飲みかけのアイスコーヒーをこぼしてみました。

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写真を撮ったりで手間取ってしまい、チェストにコーヒーが染み込まないかドキドキでしたが
コーヒーの上からワイプをかぶせただけで、さっと吸ってくれたので大丈夫でした。
よかったー。
なお、液体を吸い取る場合、ワイプは乾いた状態でより
一度湿らせて柔らかくしてからの方が吸い取ります。お気を付け下さい。

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遊中川のお手ふきんは、タオルバージョンもございます。先日入荷しました。
こちらは食器拭きにもおススメです。乾きも早いので一日中湿っぽいということはありません。

で、ワイプも水切りマットバージョンがございます。
こちら、洗ったコップなどをこの上に伏せておくと、水を吸ってくれるのであら便利という代物。
尚、伏せったままで放置しておきますとカビちゃうこともありますのでほどほどに。
定期的なお洗濯もお忘れなく。


特にこだわらなくても支障はありませんが、ちょっと良いものを使うだけで1日良い気持ち。
そんな小さなことを大事にしていきたいですね。
秋の味覚を、素敵なお手ふきと共に召し上がれ!

毎日の暮らしに、ここちよいスパイスで、心地よさをプラスしていきましょう。
そんなアイテムを揃えて、皆様のお越しをお待ち申し上げます。

 

あけびかごアップしました

一雨ごとに秋が深まる当店がある新潟県上越市。
3方をお山に囲まれたこの地域で、秋は恵みの季節です。
野菜や木の実はもちろん、夏の終わりから初秋にかけて(今ぐらいですかね)は
あけび細工作家さんがお山で伸び伸び育った、あけびの蔓を集めます。

あけび収集の様子はこちらからどうぞ→ ■あけび蔓が山で採れるまで

上越のお山で夏の日射しを浴びてニョキニョキ育ったあけびです。
完全国産、地産地消な蔓を使用して、ここちのあけびかごは作られています。

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と、今年の蔓ではありませんが、
去年の恵みな蔓を使ったあけび細工の新作が入荷しました。
オンラインショップのあけび商品を更新いたしましたので、
画面上の「 ONLINE SHOP 」から、作家さんの丁寧な手仕事をどうぞご覧ください。
あと、せっかくなので、こちらで少しご紹介。

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今回は手提げかごを多めに作ってきてくださいました。
ベーシックな形でも編み方を変えると、がらっと雰囲気が変わるから不思議です。
平織り、綾織、部分的に模様編み…眺めるだけでワクワクします。

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もちろん丈夫。機能的にもばっちりです。
細かなところも丁寧にしっかり作ってあります。
一見細くて心配なパーツがあっても、そこは作家さんの蔓選びの目と、
蔓に対する信頼、そして確かな技術によって、長く仕える丈夫なかごとなっています。

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横に渡す蔓を1本にするか、2本にするか、3本にするか。
それだけで見せる表情が違ってきます。
ほら、こんなすてきな模様が出来ました。なんて可愛い!
使わないときは、お部屋のインテリアとして小物の収納に使うのもおススメですよ。

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一見無難な形でも、かごの高さが違うだけでグッと印象が変わります。
なんだかパーティーバッグみたい。これからの季節、ファー小物と合わせても素敵ですね。
夏だけじゃもったいない。あけびの手提げかごは一年中楽しんでいただけます。

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こんな可愛らしい形もありますよ!
貝殻の形のようなロマンティックなかごバッグ。
作家さんのイメージから一本一本の蔓を折り重ね出来上がるオンリーワンの作品です。
このように、美しいあけび細工が揃っていますよ。

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かごバッグ以外にも、楽しいあけび小物。
作家さんがお山で見つけた面白い蔓。そのの流れを活かしたものが沢山あります。
そういった蔓は作家さんのインスピレーションを刺激してくれるそう。
かごや照明、壁飾りなど、様々なものに自然の偶然による美しさが見られますよ。


お山の恵みは、私たちの暮らしを豊かにしてくれます。
それは味覚だけではなく視覚や機能面、情緒の部分でも。
その橋渡しをしてくれるのが、作家さん。

彼女の手から魔法のように生み出されるあけび蔓細工が
皆様の毎日に潤いをプラスしてくれます様に。
日常が愛おしく丁寧に過ごせます様に。

お気に入りがございましたら、ぜひお家にお迎えください。
お山で育ったあけびは、お家でも時間を共にして育っていってくれますから。

 

かまわぬ秋のてぬぐい、もっともっと

一雨ごとに季節が濃くなっていく、そんな日々に皆様いかがお過ごしですか?
ここちはめっきり秋な店内です。

先日まだ店頭に出さずにいた秋柄てぬぐいを並べました。
新柄、継続柄、鮮やかでこっくり!気分も一気に深い秋モードです。
以前にご覧いただいた新柄 [記事はこちら] 以外にもぜひご覧いただきたい!
秋色テンションを上げてほしい!

と、いうわけで、秋柄てぬぐい集めてみました。
見たことある柄、はじめましてな柄、お気に入りに出会えます様に。

 

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左から:  くり  むじな菊  森の動物

秋の小紋柄、情緒的な落ち葉や木の実も素敵ですが、こんなシンプルなものもいかがでしょう。

小紋柄では珍しい横柄の「くり」。子供の落書きのような素朴なクリが並びます。
ただそれだけなのですが可愛らしさ満点!男性にもおススメしたい“ゆるかわ”手拭いです。

「むじな菊」のむじなはアナグマのこと。
アナグマの毛並のような花弁の表現から、むじな菊と呼ばれています。
知らずに見ると、まるで現代アートのようですね。とてもモダンな雰囲気な柄です。

夕日に染まる森には所々に動物たちが。何だかノスタルジックな「森の動物」です。
北欧デザインのような雰囲気もあり、和洋問わずインテリアに楽しんでいただけそうです。

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左から:  かぼちゃ縞  ハロウィンの館  かぼちゃランタン

きたる10月31日はハロウィーン!
近年イベントが定着しつつあるようで、ハロウィン柄をお求めのお客様も増えています。
去年から引き続きの2柄に、今年は新柄「かぼちゃランタン」もお目見えですよ。
ぼかしのぐあいが何だか和風なテイストで、そのミスマッチさが何だか面白い一枚です。

ハロウィンパーティーの飾りつけに。仮装にプラスして。
大々的にイベント参加はしないけれど、季節感をインテリアに取り入れたい時にも!

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左から:  からすうり  バードウォッチング  つたもみじ

童謡“まっかな秋”にも歌われている「からすうり」。雑木林や垣根を彩る天然のガーランドですね。
カラスの食べ残しとしてこの名前。ドライフラワーなどに向いていそうですね。

秋のハイキングにご一緒にいかが?な、「バードウォッチング」は、様々な野鳥を望遠鏡で
観察している様子を丸で囲って表現しています。皆さん、どれが何という鳥か分かりますか?

街中でも紅葉を楽しませてくれる「つたもみじ」のグラデーション。繊細なぼかしが素敵です。
大人っぽい雰囲気がオシャレですね。スカーフの代わりにバッグの持ち手に結んでも。

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左から:  秋色コスモス  赤とんぼ  山野草秋

秋の高原を今から楽しませてくれいいるのがコスモス。「秋色コスモス」の絶妙な色合いは
乙女心をくすぐるのか、毎年大人気です。広い丘に風に揺られ咲き誇るコスモス。うっとりです。

粋な雰囲気の「赤とんぼ」。勝鬨虫(かちどきむし)だけあって雄々しさも感じられます。
毎年ご年配の方から絶大な支持を頂いております、渋さ好みな柄ですね。

こちらの「山野草秋」、画像は去年の旧色なのですが、実はこのブログ記事を書く前に
ととっと売り切れてしまいまして、追加発注したのですが今年の新色「夕焼け」に変更されます。
申し訳ございません。地色が夕日のピンクな優しい配色です。
近日入荷予定ですのでお楽しみに!

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左から:  干し柿  甘柿  大菊づくしエンジ

切り絵のような「干し柿」、干さずに食べられる「甘柿」、個人的に大好きな柄「大菊づくしエンジ」。
秋らしいモチーフの3枚です。
同じ柿でも(少し形態は違いますが)、表現の違いでこんなに雰囲気が変わりますね。
大菊づくしは、かまわぬカレンダーの9月柄にもなっています。飾り比べるのも楽しそうですよ。

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左: 月見障子  右: 月夜に紅葉

今年の中秋の名月は10月4日。
去年より約1か月長く、この手拭いたちものんびり楽しめそうです。

THEお月見!な「月見障子」には浮かび上がるお団子やススキのシルエットが。
これ1枚飾ればお月見が済んじゃいますよ!当日夜空が晴れることを祈るばかりです。

春の柄「月夜に桜」と対になります新柄「月夜に紅葉」。
黒地に紅葉の赤、月明かりに照らされてなんとも幻想的です。
春の柄と違い、秋の空気のせいか月の光が少し鋭角な雰囲気がします。深い表現に感服です。

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左: 見上げ紅葉  右:水面に紅葉

こちらも春の柄「見上げ桜」と対の柄ですね。山で出会う紅葉のトンネル。
視界いっぱいの紅葉が目を瞑っても見えて来そうな、記憶にうったえかける柄ですね。

紅葉はなんともセンチメンタルな気持ちにさせてくれるものです。
「水面に紅葉」もそんな柄。揺れる水面に胸を打つ紅葉が溶けて行きます。
どこか遠くへ旅に出たくなる…そんな美しい手拭いです。

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左から:  晩秋  額装秋の声  高尾

紅葉最高潮、深山の渓谷では紅葉筏(もみじいかだ)が見られます。
そんな「晩秋」の風景が手拭いで楽しめます。室内で楽しめる美しい時。手拭いって素敵です。

青い葉に紛れて野鳥が鳴く「額装秋の声」。
こちらは定番の額装シリーズとして通年ご用意できます。が、やっぱり秋こその額装ですね。

紅葉の名所、関東は高尾山(関西の“高雄・神護持”も有名ですね)。
その様子を印象的に表現したのがこちら「高尾」です。
人気の柄で長く継続柄として楽しまれていますよ。こちら縦横どちらでもお楽しみいただけます。


秋が長いのは、楽しいことが沢山だから。
紅葉を巡ってお出かけも良し、室内で手拭いによる景色を愛でながら秋の夜長を楽しむもよし。
あなたのお気に入りは見つかったでしょうか?
ぜひお店でお手に取って、手のひらに乗る秋をご覧ください。
美しい季節を連れて帰りませんか?
皆様のお越しをお待ち申し上げます。